「女子だけ下着の色の指定があったんですね。おそらく透けることを意識しての規則だったんでしょうけど、ちょっとこの時代に気持ち悪くないですか?ジェンダーに配慮して、女の子でも男の子でもパンツが選べることを大々的に広めていた公立中学校だったんですけど…」。
そのときは色指定の文言が排除されることになったという。
「そんな娘が高校生になって気になっていたのがメイクについてだったんです。SNSで面接になるとメイクをしていないことが悪印象に繋がることがあると知ったそうなんです。それならば、なぜ学校だとメイクをしていくことを咎められなくてはならないのか?というんです。確かに、大人だとノーメイクは失礼になることがあるのは事実。その線引きについて説明を求められて困ってしまったんです」。
【後編】では、玲さんが娘の疑問に苦悩する姿をさらに詳しく取材していく。
取材・文/悠木 律
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