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■他にはない個性を追求したBEV FIAT「500e」

最後にご紹介したいのは、FIAT500のバッテリーEV版、「FIAT500e(フィアット・チンクエチェント・イー)」です。1957年に誕生した「Nuova(ヌオーヴァ)500」のデザインをオマージュしたモデルで、フィアット初のバッテリーEVとして2022年4月に登場しました。

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FIAT500e。次世代モデルとして、個性的なプレミアムコンパクト市場の活性化につながるか注目だ

ボディサイズは全長3630mm×全幅1685mm×全高1530mmと、日本の道路事情でも扱いやすい大きさであり、歴代チンクエチェントから受け継いだアイコニックなデザインは、親しみを感じさせながらも存在感と個性をしっかり主張しています。

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FIATのロゴをあしらったモノグラムのシート表皮や、トリノの街並みが描かれたスマホトレイ、ドアハンドルの底面に書かれた「Made in Torino」の文字、イタリア人作曲家ニーノ・ロータによるメロディを乗せた車両接近通知装置のサウンドなど、イタリアならではの遊び心にあふれた演出は、毎日のカーライフを楽しくしてくれること間違いなし。

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「500e ICON」の価格は税込522万円。3ドアハッチバックで4名乗車というパッケージングを考えると贅沢なクルマですが、人とは違った個性を次世代バッテリーEVで味わいたいという人に、ぜひおすすめしたいモデルです。ちなみにこちらのアバルト版500eは630万円からとなります。

電動化技術の進歩により、コンパクトカーでも、ひと昔前では考えられなかったようなパワフルな走りと静粛性を楽しむことが出来るようになりました。こういう時代だからこそ、プレミアムコンパクトカーというものが価値ある選択肢になってきているのかもしれませんね。

Text:Tachibana Kazunori,MMM-Production
Photo:NISSAN、LEXUS、STELLANTIS
Edit:Takashi Ogiyama


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