「妻へ正直に、沖縄の義実家へ行くのがしんどい、義両親が苦手とかじゃなく、いとこや親戚付き合いで年始から疲れてしまうと話しました。
すると『うん、わかってる。じゃあ、次から正月じゃなくて落ち着いたオフシーズンの2月とか、夏頃に行くようにする?それだと実家でゆっくり過ごせてお母さん達とも会話できるし。私の実家なのにムリさせてごめんね』と言ってくれたので、来年からそのようにする予定です」
危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏は、義実家への帰省について語る。
「違う家庭の風習や文化、価値観を変えることは難しいため、義実家では自分がどう立ち振る舞うか役割を明確にしておくのがよいです。
今回のケースでいうと、酒を飲むなら酒をつくる役割、酔っている親戚の話し相手、飲めないなら子どもと遊ぶなどが挙げられます。パートナーへ気が乗らないと正直に伝えるのも適切な手段です。
嫌な態度が出ると、夫婦どころか義実家との関係にも亀裂が入ってしまいますからね。お互いに協力して憂鬱な帰省を乗り切りましょう」
義実家への帰省は慣れ親しんだ自分の家とは違い、非日常になるためストレスを抱える人は多い傾向にある。
義理の家族へ気を遣い、憂鬱な気分になるのは女性だけではない。夫側も、気疲れで疲弊する可能性もあるのだ。
お互いに話し合って最善策を見つけられると、双方にとって気持ちのよい帰省ができるだろう。
取材/文 錦城和佳
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