「夫は立派なゲーミングデスクやチェアまで買って、休日などは部屋から出てきません。夫婦の寝室を勝手に自分の部屋のようにしてしまって。ちゃんと仕事に行ってれば文句ないだろって感じで、私との会話もほぼなし。明らかに夫にもゲームの悪影響が出ているのに、自分では気がつかないんでしょうか」
自分で稼いだ金で好きな趣味をやって何が悪いと言われ、家族のコミュニケーションの時間が欲しいと答えれば、取ってつけたようにその時だけ外食に連れ出す夫。
「でも、外食先でも息子はゲームをやり続けます。以前子供が小さい時は、レストランでゲームをやっているお子さんを見かけると『親はどんな教育してるのかしら』なんて思ったものですが、今や自分がそんな親になってしまいました」
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麻美子さんは何とかして息子のゲーム時間を減らし、育児を軌道修正したいと考えているが、なかなかうまく行かずに悩みを深めている。
「同じような悩みを持つ方で何か良い打開策を教えていただける方がいればと思い、今回お話をさせていただきました」
最後にこう語った麻美子さん。子供の乳幼児期に膨らませていた育児への希望や理想を見失いかけ、今は五里霧中の状態だ。
取材/文:中小林亜紀
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