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「地震なんかより、早くバラエティ見せろ…だと!」被災地より「テレビで寝正月」と駄々をこねるクズ夫に抱いた「この上ない違和感」

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その先もしきりにスマホで何かを調べ続けた夫。危険がないようだと確認し、喫茶店を後にしたところで、佐緒里さんは、夫が何を調べていたのか訊ねてみたという。

「夫いわく、毎年楽しみにしている箱根駅伝と某テレビ番組が中止にならないかどうかが気になりだしたということでした。

駅伝については、家族揃って現地で観戦したこともあるほど昔から好きだというので、気になるのもわからなくもないかな、と思いました。ただ、地震発生後30分も経っていないのに、関心がイベントや番組に向くというのには驚きましたね」

夫の関心は、その後も被災状況や親戚の安否には向かわなかったという。自宅に戻った佐緒里さんは義母に連絡をとり、夫方の新潟の親戚に安否について聞いてみた。

「『新潟の叔父さんのおうちは大丈夫なようだ』と夫に報告すると、『そうなんだ良かったね』とたった一言。結婚のお祝いもたくさんいただき、小さい頃からかわいがってもらったと言っていた叔父さんなのに、明らかに無関心でした」

築40年の木造家屋が大きく揺れて怖い思いをしたという叔父一家の話をしても、生返事を返すだけの夫。その視線の先には、あるテレビ番組のホームページ画面があった。

テレビ番組が放送されるか否かをしきりに気にする夫。番組が放送されないことを信じたくない夫は、過激な行動に出る。

番組を諦められない夫がとった行動とは……。また、「自粛」についてどう考えるのか。

次回、詳報する

取材・文/中小林亜紀

▶︎後編に続く


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