もちろん出産や育児が大変な苦労や出費を伴うものであることは、同じく3人の子を産み育てた志乃さんが一番よくわかっている。
調べてみると、出産一時金制度は平成6年創設。ちょうど志乃さんが産み終えた頃に始まった計算となる。妊婦健診の公費負担が大幅に増額したのも比較的近年のことだ。
謙虚な姿勢ひとつ見せず幅広い育児支援を享受している嫁が「きわめて能天気」に見えてしまう背景には、世代間の不公平感もあるのかもしれない。
「もちろん育児世代でも賢明な方はたくさんいらっしゃると思います。
知り合いのお嫁さんはちゃんとした方で、子供が不調で受診を迷った際には公的な電話相談サービスを使って受診の必要があるかどうかアドバイスを受けています」
先日発表された東京都の高校授業料無償化についても、長男の嫁は「当然」と言い放ったという。
RANKING
2
3
4
5
2
3
4
5