■改良を繰り返しながら、24年間も販売が続いた名車
角ばったボディに丸型ヘッドライト、クロカンらしいフロントバンパーやフロントフェンダー上のコーナーウインカーなど、レトロな装いで、いま見てもオシャレかつカッコいいスタイリングのヨンマル。やはりこのスタイリングこそが、ヨンマル人気の一番の理由でしょう。2000年以降にはテレビドラマにも登場し、注目されました。
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BJ43V(1973年式)のインパネ
デビュー当初は、3.9L直6ガソリンのF型エンジンだけでしたが、1974年に3.0L直4のB型ディーゼルエンジンを追加。これ以降は、ランクル=ディーゼルというイメージとなりました。
その後、年々厳しくなっていった排気ガス規制に対応するため、1979年には排気量を3.2Lにアップした2B型ディーゼルエンジンへと置き換わり、さらには軽量化やシャシー改良などを繰り返し、1984年11月の後継モデル「ランドクルーザー70系」へのフルモデルチェンジまで、ヨンマルは世界中で愛され続けました。
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ヨンマルをオマージュしたFJクルーザー。アメリカ市場に向けて開発されたクロカンSUVであったが、日本市場からも「欲しい」という声が高まり、それを受けて日本市場に導入された
ちなみに、2010年~2018年に販売されていた、トヨタ「FJクルーザー」は、このランクル40をオマージュしたもの。FJクルーザーは、アメリカ市場に向けて開発されたクロカンSUVですが、そのデザインが話題となり、日本市場からも「欲しい」という声が高まった結果、(日本)導入されたモデルです。
レトロで角ばったデザインや丸目ヘッドライト、フロントグリルのTOYOTAロゴなど、細部にヨンマルの面影があり、デザインの影響を受けていることが分かります。中身は150系ランクルプラドであるFJクルーザーは、4.0Lのガソリンエンジン(1GR‐FE)や、リヤデフロック付きパートタイム4WDなどによる走破力、高い耐久性など、当時の最新性能を誇っていました。
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