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【じゃない方のR34。いつの時代もGT-Rのひとつ下のグレードがいいのよ】スカイライン25GTターボの中古相場が爆上がり中!?

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■状態がいい個体は、新車時を超える価格に

冒頭で触れたように、いま、このR34スカイライン25GTターボの中古車相場が高騰してきています。25年前にデビューしたスポーツカーということで、過走行や修復歴あり、チューンされたモデルが多いのは仕方ないのですが、そのような条件でもおおよそ200万円からという価格。走行距離が比較的少なく(8万km以下)、修復歴なしという条件だと約350万円を超え、ワンオーナーや低走行車、ほぼノーマルの個体など条件がよければ500万円程度まで跳ね上がります。

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R34スカイライン25GTターボに搭載された2.5L直6DOHCターボ「ネオストレート6」エンジン。大排気量NAのような豊かなトルク感とスムーズな加速が魅力のエンジンだ

デビュー時の新車価格は、NAの25GTクーペが247万円、25GTターボが286万1000円(いずれも5速MT)ですから、程度のいいものは新車価格を超えるプライスが付けられていることになります。

ただ、R34型のスカイラインGT-Rとなると、中古車価格は、安くても1000万円オーバー、程度のいい低走行車で3000万円前後、新車のようなコンディションになると6000万円〜8000万円という桁違いの価格になることを考えれば、25GTターボは、まだまだ(頑張れば)手が届く価格ではありますね。

 

■デビューから25年経過したことで、北米の輸入規制の対象外へ

R34型スカイライン25GTターボの中古車価格が高騰している理由は、アメリカの「25年ルール」が関係しています。25 年ルールとは、「アメリカ合衆国の安全基準を満たさないクルマは輸出できない」というルールの例外として、製造から25 年を超えたクルマは規制の対象外にするというもの。

2023年は1998年式のクルマが規制をクリアするため、1998年1月にデビューしたR34スカイラインは、今年からアメリカへ自由に輸入することが可能となったのです。

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25GTターボのインテリア。画像はATモデル

ご存じの方も多いと思いますが、北米の若者の間では「JDM」(Japan Domestic Market、直訳すると日本国内市場だが、アメリカ人が古い日本車を所有・カスタムをする文化のことをさす)として、日本のスポーツカーが人気。

その中心はやはりGT-Rではありますが、25GTターボもアメリカの若者にとってはカッコイイ日本のスポーツカーであり、GT-Rではなくてもベースが同じシャシーを持ち、デザインの共通性も高く、ピュアなスポーツ性能を楽しめる25GTターボに注目が集まった結果、中古車価格が高騰してきているのです。

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今後R34は、アメリカにどんどん輸出されていき、価格もどんどん上昇していくことが予想されます。GT-Rは高すぎて買えないとしても、25GTターボならば手が届くかもしれません。R34スカイラインを手に入れるのは、いまがラストチャンス。アメリカに根こそぎ持っていかれる前に、手に入れてください。

Text:Tachibana Kazunori,MMM-Production
Photo: NISSAN
Edit:Takashi Ogiyama



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