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「RB20DETよ、永遠に!」最後の直6搭載車、フェアレディZ31について振り返る

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安全装備や自動運転でますます高額化している現代のクルマ。上手に購入する方法は? さらに、所有してからも様々なトラブルやアクシデントが起きるのがカーライフ。それら障害を難なくこなし、より楽しくお得にクルマと付き合う方法を自動車ジャーナリスト吉川賢一がお伝えします。

歴代Zのディテールをオマージュしたエモーショナルなデザインと、高い運動性能で注目を集めた日産「フェアレディZ」。最近は2024年モデルの発表やNISMOモデルの追加などでも話題となっています。

1969年の初代登場から、(一度は途絶えながらも)50年以上もファンに愛され続けているフェアレディZですが、歴代モデルのなかでも人気が高く、Zシリーズが大きく飛躍するきっかけとなったのは、3代目となる「Z31」でした。

 

■実用的な直6エンジンを採用することで人気となったZ

初代フェアレディZである「S30」がデビューしたのは、1969年のこと。高い動力性能と美しいクーペスタイルを備えたスポーティカーで、当時中国や北米で人気のあったGTカー、すなわちジャガーやポルシェに対抗するモデルとして開発されました。

S30型

1978年には2代目となる「S130」にスイッチ。ボディを大型化することで室内空間を広げ、2.0Lと2.8Lの直6エンジン、そして全車4輪ディスクブレーキの採用などスポーツ色が高められました。

初代・2代目と搭載された直6エンジンは、ライバルに比べて壊れにくいうえに、整備がしやすく実用的で、また価格も廉価にできたことから、フェアレディZは若者を中心に大ヒットしました。しかしながら、Zのメインマーケットである北米では、直6エンジンに対するイメージがよくなく、フェアレディが目指す世界感とは異なるものであったこと、また当時環境規制への対応が頻繁に求められる時代であり、将来の安全基準や高出力化といった総合的な要素から、3代目となる「Z31」では、直6採用が見送られることとなります。



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