「妻が韓国アイドルにハマったことがきっかけでした。妻は朝から晩までスマホに釘付け。食事をする時間以外はほとんどイヤフォンをつけて、そのアイドルたちの動画を見ているくらいハマっていて、やれグッズだ、コンサートだとお金がかかるみたいで…」。
やりくりをして楽しんでいたようだが、もっとお金をつぎ込みたくなったようで啓介さんに相談があったという。
「今回は援助するけど、これからもやりたいなら自分でも稼いでみたら?と。そうしたら今までの抵抗が嘘のように、あっさりパートの面接に行ったんです」。
パート先は近所のクリーニング店に決まった。
「パートを始めて数日、妻は明らかに疲れていました。無理もありません。週2回5時間の労働とはいえ、結婚してから一度も働いていなかったんですから。家事はおそろかになり、食事もスーパーのお惣菜がずらり。正直、毎日これでは参ってしまうので、食事作りを代わろうか?と提案したんです。そうしたら…」。
今度は「代わる」という言葉が妻の逆鱗に触れた。
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