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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「通報されてもむしろ嬉々としていて…」横暴な苦情に騒音トラブル、"名物クレーマー"として恐れられる老人が抱える闇とは

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
▶︎前編はこちら

前編あらすじ】

文教地区の一角に夫と子供2人と暮らす、中峰しほりさん(仮名・44歳)。

しほりさんの住む地域には、毎日のように小学校に訪れては些細なことで苦情を入れまくるという、学区内でも有名な老人がいた。

さらに、そのクレーム攻撃の標的は「小学校」から、塾や習い事の教室にまで広がっていき……。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

老人は夏場でも常に毛玉のついたウールのベストを身に着け、錆かけた自転車に乗って現れた。

「その老人は、うちの息子が通っているそろばん教室に通い詰めていた時期もありました。もちろんそろばんを習いに、ではないですよ」

老人は子供たちが集まってくる夕方、まるで自分もそろばん塾の生徒のような顔で自転車に乗って颯爽と登場し、教室の入口まで入ってきて「おーい、ちょっと」と大声で講師を呼びつけたという。

「そろばんの先生は60歳くらいの女性。その方を玄関先まで呼び出して、毎回のようにクレームをつけたというんです」

息子の話によると、「お前のとこのガキらは二列で自転車乗りくさりやがって! ちゃんと教育せいよ、それで先生って呼ばれてんのか」というような苦情を大声で言うのだとか。

「ガラガラ声で狂ったように怒鳴るので先生も最初はよほど子供のマナーが悪いのか、と思ってしまったそうです。で、初めて来た時は何とか穏便に済ませようとしてやり過ごしたそうなんですね」



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