【後編】【羊水検査は「命の選別」？】自然分娩選んで後悔.....43歳・高齢初産「私の場合」

「夫も私が思ってる以上にいろいろストレスがあったと思う。あんなに苦労してようやく生まれてきてくれたのに、私が泣いたり喚いたりばかりしてるから、やってらんねーみたいになってるのかなあと」

高齢産婦は「大変だ」「つらい」というと「自業自得だ」と言われてしまうことがあるとるいさんは嘆く。

「そんなにつらいなら、なんでもっと若いうちに産まなかったと言う親戚がいるんです。それってめちゃくちゃだと思う。私は仕事も一所懸命やってきたし、でもリミットの前に子供が欲しいと思って不妊治療も頑張りました。

もっと早くというけど、誰の子でもいいわけでもないし、結局産むとなったら仕事も中断しなければなりません。おまえが早く産まなかったせいだと言われるのが一番つらいです」

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リモートワークを許可してもらい、育児と仕事を何とか両立させているというるいさんだが、まだまだ体力は完全には回復していない。

ただ2歳のわが子は本当に可愛く、「これで良かった」とわざわざ自分に言い聞かせることで日々の生活を凌いでいる、と話してくれた。

取材・文　中小林亜紀