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世の知事よ!センチュリーよりもクラウンセダンFCEVに乗るべきだ!!と言いたい理由

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■水素は補充時間が短いが、ステーションの少なさや値段高騰が懸念点

FCEV(水素燃料電池車)は、水素タンクから水素(H2)を供給し、スタックとよばれる装置の中で酸素と化学反応させることで水素イオン(H+)を取り出し、この水素イオンが電力の源となって駆動用モーターを回す、といった仕組みでクルマを動かしています。

大容量の水素タンク(写真黄色)のうち一本は後席の座面下、もう一本がセンタートンネルに配置されているため、助手席間、後席シート間の出っ張りが大きくなる点が難点

すでに登場しているトヨタの水素燃料電池車「MIRAI」の場合、大容量の水素タンクは、ひとつはセンタートンネルの中、もうひとつは後部座席の座面下に効率よく設置されており、水素タンク満タンで約750~850kmもの走行が可能。しかも、水素の補充時間は3分程度と、場合によってはガソリン車よりも早いほど済むなど、短時間での補充が可能です。

新型クラウンセダンのパワートレイン出力値は未公開ですが、MIRAIの最高出力は154ps、最大トルクは335Nm。新型クラウンセダンは、おそらくMIRAIとプラットフォームが共通になると考えられますので、パワートレインの出力値もこの辺りに落ち着くと考えられます。MIRAIの走りについては、SNSのコメントなどを見ると非常にスムーズで、必要十分な加速性能があるとのこと。パワフルにぐいぐいと加速するようなスポーツ走行向けではないものの、サルーンとして使用するに不満はないレベルのようです。

トヨタMIRAI

ただ、MIRAIについての感想のなかには、水素タンクをセンタートンネルへレイアウトしているため、センタートンネルが非常に大きく、足元の横が狭く感じるという声もありました。PHEVやBEVよりも優れた静粛性や走行性能、そして先進性をもつFCEVは、ショーファードリブンとして理想的なパワートレインかもしれませんが、水素タンクのレイアウトによる足元の狭さという課題は、新型クラウンセダンにおいても、懸念される点です。

全国で2万8000ヶ所程のガソリンスタンドに対し、水素ステーションは2023年1月時点で164ヶ所のみ

 もうひとつ、FCEVには、水素ステーションの少なさという最大の懸念点があります。近年ガソリンスタンドは減ってきており、出先で探すのに苦労することもありますが、それでも全国28,000ヵ所あるのに対し、水素ステーションは全国でわずか164か所 (2023年1月時点)。しかもその多くで営業時間が短いなど、補充したいときにスムーズに補充ができない、というコメントも多いです。水素もガソリンと同様、大幅に値上がりをしているようで、こうした点もFCEVの懸念点といえそうです。



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