【それ昭和平成おじさん確定です】若者が苦笑いするクルマの運転三選

■追い越し車線での右ウインカー

こちらは、いまではほぼ見かけなくなりましたが、以前は、高速道路の追い越し車線において、前走するクルマに「先に行かせて」と伝えるために右ウインカーを出す、という光景がみられました。そもそもは、大型トラックやトレーラーが、追い越し車線で前走車に追いついたときに排気ブレーキをかけている合図だったようですが、海外で「道を譲って」という意味で用いられていたことから、40年ほど前から、日本でも使われるようになってきたようです。

以前は、高速道路の追い越し車線において、前走するクルマに「先に行かせて」と伝えるために右ウインカーを出す、という光景がみられた

右ウインカーで前走車に「どけ」と合図するときくと、「これはあおり運転では」と思うところですが、本来は、人と人とがすれ違う際の「すいません」とか、「後ろからきてますよー」というくらいの合図だったそう。そのため、そのような意味で浸透していた時代では、それほど問題にはなりませんでした。

いまでも追い越し車線をマイペースに走り続けるクルマをみかけると「（この合図を）使いたい…」と思うのは、筆者だけではないと思いますが、それこそ「あおり運転だ」とSNSにあげられてしまいかねない（し、そもそもこちらの意図が伝わらない、もしくは後続車のウインカーなど見ていない可能性が高い）ので、ぐっと我慢するのが賢明だと思われます。