■料金所の手前で、1000円札を窓からピラピラ
ETCなどなかった2000年よりも前の時代、有料道路の料金所の手前では、1000円札を握った手を出してゲートに近づいていく、という光景がみられました。料金所の係員に釣銭が必要だと事前にアピールすることが目的で、支払いで生じる「もたつき」を少しでも緩和するための工夫でした。
お札を見せながら、料金所ゲートに近づくことで、現金支払いによる「もたつき」を少しでも緩和するための工夫だった
料金所の係員さんも、即座にお釣りを渡せるよう、手元にあらゆるパターンの釣銭を用意しており、釣銭の受け渡し時間はわずか1~2秒。お札を受け取るのと同時に、釣銭とレシートを「ぎゅっ」と手渡してくれ、現金払いでも比較的スムーズに通行することができました。
いまでも、ETC(やクレジットカード)が使えない有人料金所ではこうした光景を見ることがありますが、一切の無駄なくお金の収受を終えて、華麗に料金所を通り抜けられると、爽快な気分になり、その後のドライブもより一層楽しくなる気がしたら、あなたは昭和平成おじさんです(筆者はそうなります)。
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