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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「初対面でセクシーキャバクラに連行…」人手不足の地方消防団で起きている、「想像を超えた事態」

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消防団員は2人でやってきた。そのうち1人は芽衣さんの小中学校の同級生だったという。

「”芽衣、いい人材を連れて帰ってきてくれてサンキューな”と言われました。夫の方を見ると苦虫を噛み潰したような顔をしていて、バツが悪かったですね。

消防団は月に2回の練習と、月に2回の親睦会があるから、それだけ出てくれたら十分だ、だから入ってほしいと懇願されてしまって」

消防団の2人が帰ったあと、夫は不機嫌になった。一度練習だけでも見学に来てほしいと言われて断りきれず、次の土曜日にポンプの操法練習に参加することを約束してしまったからだ。

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©︎gettyimages

「でも、その見学の流れで飲み会に誘われて、エラい目に遭い、夫は明け方へべれけになって帰ってきました」

芽衣さんの夫は、最初に会った2人以外は全て初対面の男たちにセクシーキャバクラに連れて行かれたことを告白した。お酒が弱い夫はビール一杯で酔っ払い、ぼんやりしていると女の子が膝に乗ってきて驚いたという。

「セクキャバと聞いた私は、夫と連絡がつかずに一睡もできなかったこととか心配したことも忘れて、頭に血が上ってしまいました。

そして、半分寝ている夫に”ねえ、女を膝に乗せたの?どっか触ったの? ”とにじり寄ったんです。最終的に怒りの矛先は消防団に向きましたけど」

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実は、夫はこの不本意な飲み会の参加費を受け取ってもらえなかったのだそう。後日、入団するかどうかを改めて聞かれたときに、芽衣さんは初めて夫が食事代とセクキャバ代を奢ってもらったことを知った。

「そんなお店に連れていくなんて、ちょっと困ると同級生の消防団員に言うと、お前のダンナ、正直に言うなんて変わってんな、普通居酒屋とか言ってごまかさない? と笑われました。

ああ、この人たちは日頃からそういう所へ遊びに行っているんだと思いましたね」

消防団に対してすっかり印象が悪くなった芽衣さんは入団しないでほしいと考えたが、夫本人はもっと強固に入団を嫌がったという。

「みんなが理性をなくすほど飲んで女の子を触りまくってて、マジできしょかった、とダンナは言っていました。うちのダンナは私と2人でゲームするのが一番好きな草食なので、豪快な飲み会とか苦手なんです」

結局夫は消防団入団を断ったが、これがさらなる地獄を招くことになるとは露とも思わなかったという。衝撃の後編へ続く。

取材/文 中小林亜紀

▶︎後編に続く


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