ミニマリストでなくとも、荷物は少なくスマートな方が印象よし!
『ポケットにモノ入れるな!』なんてタイトルを目にしたら、一般的な方は少々どころか だいぶ戸惑うかもしれません。しかし、紳士たるものポケットにモノを入れすぎて、パンツのシルエットが型崩れを起こすなんてことは言語道断なのです。
そもそもポケットというディテールがある以上、使ってはならないということは決してありませんが、基本的に身近なスマホでさえもパンツのポケットに入れることはマナー上推奨されていません。
なぜなら 見栄えが悪くなるだけでなく、その重みで生地が歪み、ステッチがほつれ、破れを引き起こし、ことスーツに関してはその寿命を著しく縮めてしまいかねません。
余談ですが、購入時からパンツ(およびジャケット)のポケットにあらかじめ施されているしつけ糸も、自ら己に制約をかけるため“あえて外さない”猛者もいるくらいなんですから。
とまぁ、要するにスーツはもとより、なるべくカジュアルでもポケットが膨らみ不恰好になってしまうことは避けたいところ。
もちろん、平日スーツスタイルであれば 手荷物をビジネスバッグやリュックに収納できますが、カジュアルな休日くらいはなるべく軽装でいたいのがオジサンの本音。
近年は電子マネー化が進み、スマホ1台さえ持っていればなんとかなる機会も増えてきましたが、あいにくスマホのサイズは大きくなるばかり……。だからこそ 今注目を集めているバッグがあります。
それは最低限の荷物が入る小ぶりなショルダーバッグやサコッシュなどに代表されるミニショルダー。
フォルツァ的にはスタイリングの邪魔をしないシンプルなデザインやカラーのタイプがお薦めで、また夏場に関してはゲリラ豪雨など天候もハードかつ不安定なため、ある程度機能性を有したアウトドアタイプのモノがベターとされています。
パッと思い浮かんだ例を挙げるとすれば、こじラグにも登場したみやがわ「サコッシュ」やライペン「マップサコシュ」などに加え、無印良品「ウエストポーチにもなる 撥水 ショルダーバッグ」、ザ・ノース・フェイス「ウォータープルーフショルダーポケット」、アークテリクス「マンティス2(旧称マカ2)」あたりでしょうか?
なお、上記アイテムは価格帯もすべて1万円以内(最安はライペンの1,650円~)ですし、スタイリング自体もバッグとパンツのカラーをマッチさせるだけでグッと統一感が出るため、アクセサリー感覚で気負うことなくチャレンジして欲しいですね。要するに白Tに黒パンツであれば、バッグカラーは黒でOK。
ただ、"トンガリ靴"ほど印象は悪くありませんが、縦型でロケットみたいなフォルムのボディバッグは女子ウケも やたらと悪いので注意が必要!
まぁ、とにかく今回言いたいことは、スーツでもカジュアルでもポケットには“なるべく”モノを入れないことを心がけましょうということ。あえて誓約を設けることで あなたの印象は確実にブラッシュアップできるのですから。
TEXT:FORZA STYLE