軽いのに堅牢で、使い勝手も抜群!
さてさて、第11回目は山用品店「みやがわ」のサコッシュです。
「みやがわ」といえば、1968年に武蔵小山にて創業し、50年以上も愛され続けてる! 山用品の老舗。
山にまつわる さまざまなアイテムを取り扱っていますが、なんといっても人気なのは店主の宮川孝さんがひとつひとつ丁寧に縫っているサコッシュのシリーズです。
最近は、電子マネーの充実で現金を持ち運ぶ機会も減って財布が小さくなり、僕は吸いませんがタバコも加熱式の発達によって縮小化。男性でいう"財布・スマフォ・タバコを持ち運ぶためのバッグ"ってのも だいぶ小さくて済むようになりました。
僕は手ブラ派で、タバコも不要なので、今までならパンツのポッケで十分だったんですが…、レジ袋の有料化でマイバッグを持ち歩く必要性がでてきたので、「みやがわ」のサコッシュが大活躍!
元々は銭湯・サウナ用としてタオル(日本手拭い)とシャンプーを持ち運ぶのに便利で購入したんですが、コロナの影響もあって用途も変化しました。
使用しているボディには、テント用など軽くて耐久性のある生地を使っているので丈夫だし、多少の雨ならまったく問題ナシ!
そして、ストラップに使われている紐は、山用の「細引き」と呼ばれるナイロン製のもの。
現在は、街で使う方の方が圧倒的に多いようですが、さすがは山用品店! 登山の際に様々な用途で使えるようにと、簡単に取り外しできるように結ばれているだけです。
さらに、長さ調節をするためのコードストッパーも山で使うことを想定しているのですが、挿し色的なオレンジがたまらなくキュート!
キュートついでに、外ポケの裏地も それぞれ異なって、結構可愛らしい柄が使われてます。ジャケットの裏地に通ずる、遊びゴコロを感じますよね。
「みやがわ」のロゴって民芸っぽいっていうか、渋くてカッコいいんですが、僕的には街中でアピールして歩く必要性は感じないので、白地に白文字っていう全然目立たないものをチョイス。
宮川さん曰く、"一生使い切れないくらいあった"タグも局地的なブレイクのおかげで在庫がなくなり、再発注して生まれたとのことで、これはホントに ありがたい限り。
価格は、2500円くらいから。以前は もう少し安価だったんですが、ひとつひとつ手作りって考えると、それでも相当に安いんですが…。
基本は この縦型ですが、もっとコンパクトなモデルや、容量の多いワイド、素材違いなどバリエーション豊富に揃うので、休日用などの手軽なバッグをお探しの方はぜひ「みやがわ」をチェックしてみては?
Photo:Shimpei Suzuki
Text:Ryutaro Yanaka