不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
【前編あらすじ】
今回取材を受けてくれたのは、過去にトップ風俗嬢として働いていたマリさん(仮名38歳・主婦)。スカウトをきっかけに15年間、風俗業界で活躍したベテランだ。
風俗には性病や妊娠のリスクがあるにも関わらず、その危険についてまだまだ現場に十分な理解があるとは言えないとマリさんは話す。またマリさん自身も、悪質な客と遭遇し性病の危険にさらされた経験を語ってくれた。しかし、その時の店の対応も酷いものだったという。
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「避妊具を破って『直接的な行為』に及んだ客がいたため、検査と同時に梅毒の潜伏期間を考慮して、長期休暇をもらったんです。7週目に入っても陰性だったので、晴れて復帰しました。
ただ休暇をもらうときは苦労しましたね。社長は『抗菌注射を打って出勤しなさい!』しつこく迫るんです。『復帰した際には、今まで以上に指名をとりますので』と何度も言って説得しましたが……。ありえない倫理観だと思います」
日本では、クラミジア、ヘルぺス、淋病の順に多い病気とされている梅毒。近年は患者も急増しており、風俗業界では感染を不安視する声も多い。梅毒の第1期はしこりや発疹があってもいったん症状が消失するため、放置して症状が進行してしまうケースも珍しくない。
風俗嬢は性感染症に罹患している客を見分けることはできないのだろうか?
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