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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】保護者と、教員同士と、生徒とまで。不倫でストレス解消に走る節操のない教員たち

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「私の同期の場合はという話になりますが、お母様の方が積極的で、彼はあまり乗り気ではありませんでした。でも、対応せざるを得なくて『しつこくて困る』みたいなことをずっと言っていて……。正直、気の毒だなあって思っていました。

彼が『校外で会って話したいって言われた』とか『家庭訪問に行ったら、ものすごく露出の多い格好で出てきた』とか言っていたのは、もしかしたら助けを求めていたのかも……。この段階で上に相談して、やっかいな保護者として扱えばよかったのに、彼は結局そこにずるずる飲み込まれて……」

 

恵美子さんはそこで言葉を切って、しばらく考え込んだ。

 

「どんな事情があろうと彼のしたことは悪い。倫理的じゃないし、小学生に道徳的なことを教えていくべき立場の人間が、して許されることじゃない。でも彼は恋愛経験も少なくて、スルーするスキルもなかったし、上に相談することも思いつけなかったんだと思います。だからついつい、気の毒だなって思ってしまうのですが……。まあ、そんなことは世間が許すはずもありませんからね」

 

恵美子さんの言葉はため息交じりだ。



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