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【アイドリングストップに物申す!】CO2はたいして減らさないのに、バッテリー交換が増えるって環境にいいのか!?あとエアコン止まって暑いし!!

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■エアコンを酷使する夏はバッテリーに負荷がかかる

最初に、今回取り上げるのは、純ガソリンエンジン車のアイドリングストップ機構であり、ハイブリッド車に搭載されるアイドリングストップ機構ではないことを、お伝えしておきます。

アイドリングストップ機構が搭載されているクルマは、非搭載車よりもエンジンの始動と停止が多くなるため、始動する際に必要なバッテリーの負荷が大きくなります。そのため、アイドリングストップ搭載車のバッテリーは、アイドリングストップ非搭載車用のバッテリーよりも高性能(=高価)であり、交換サイクルも非搭載車のおおよそ2倍となるなど、バッテリーにかかる費用は非搭載車よりも2~3倍は高くなります。

夏はエアコンの使用によって、さらにバッテリーに負荷がかかる

これに加えて、夏はさらに、エアコンの使用によって、バッテリーに負荷がかかってしまいます。暑さから温度を下げがちですし、日差しが強いときはエアコンが効いていても暑く感じるため、なかなか風量を弱められません。このようにバッテリーに負荷がかかっている上に、アイドリングストップ搭載車は、アイドリングストップをすればするほど、さらにバッテリーに負荷をかけてしまうわけで、その結果交換サイクルが早まれば、バッテリーにかかる費用はさらに高くなってしまうのです。

 

■CO2削減効果は微妙なうえ、バッテリーの交換頻度が高いのは環境によいのか?

ここで、アイドリングストップによるおおよそのCO2の削減効果を計算してみましょう。アイドリングによる燃料消費量は、一般的な2.0リッタークラスのエンジン車の場合で、10分間で130mlほど。1時間だと780ml、ガソリン代に換算すると1時間あたり129.5円(2023年7月下旬時点のレギュラーガソリン全国平均166円/Lで算出)と、アイドリングストップによるCO2削減効果は「ゼロ」ではないものの、「高い」ともいい切れない程度。

アイドリングストップ機構によって、ガソリン消費量はたしかに軽減されるが、バッテリー交換費用を考慮すると割高になってしまう

また、アイドリングストップに関しては、CO2排出削減の面で考えても、クルマが排出するCO2だけを考えていればよいのか、という疑問があります。前述したように、アイドリングストップ車用のバッテリーは高価かつ、(アイドリングストップをオンにしていると)寿命が短いです。高価であることは環境保護のためならばと目をつぶったとしても、高性能なバッテリーを高頻度で交換する必要があるということが、環境によいとは思えません。



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