「いま使っているカードに、光熱費など生活費全般の支払いを集約しています。少し前に年会費無料キャンペーンでゴールドカードに切り替えたのですが、ゴールドに変えたのは見栄ではありません」
クレカ払いはポイ活を兼ねているのだという。
「私が利用しているカード会社の場合、一定以上使えば年間10000ポイントつくという大きな特典がゴールドだけにあったからです。うちの利用額なら、10000ポイント付与基準を超えるので」
ふうか流の買い物ルールは他にもある。次の買い物までに冷蔵庫の中身を使い切るべし、という記事を読んで実践していた時期もあったが、すでにその方法はやめたのだそう。むしろ、必ず何かを残しているのだと。
「私の場合、いつも冷蔵庫に何かしらの常備菜や下ごしらえした野菜が残っているようにしています。『今日全部ゼロから全部作らなきゃ」というプレッシャーがいやなんです。自分に合わないやり方は続きません。気持ちが物凄く大事。やる気が出ることが最重要です」
また、ふうかさんは、通っているスーパーが「苦手としている」分野の商品は買わないと決めている。
「私が通っているスーパーは、生鮮食品の質が良くて安い一方で、冷食やお菓子が高いんです。だから、冷食やお菓子は絶対にスーパーでは買わない。コンビニなんてあり得ない。そのジャンルを得意とするドラッグストアで買います。デキるドラッグストアはスーパーの補佐役」
生鮮食品が安くて鮮度の高いスーパーと、冷凍食品やお菓子が安いドラッグストアを1店舗ずつ押さえておくというわけか。
「はい、その通りです」
シンプルな買い物ルールを設けて「特売」に振り回されなくなったことは、精神衛生的にも良かったと語るふうかさん。それでは、ふうかさんが重宝していると言う『節約に活躍する優秀食材』とは何だろう。鶏むね肉とか? そう聞いた記者を、不敵な笑いで否定した。
「ずばり、◯◯◯◯◯です」
☆その食材は記者にとって意外な答えであった。次回、ふうかさんが愛してやまないイチオシ節約食材の魅力と活用方法を紹介する。☆
取材・文 中小林亜紀