ふうかさんは、なぜ同じスーパーにしか行かないのか。
「同じスーパーに通うと価格変動に対して敏感になるので、買い時とか、いま買うべき物がわかるんです。あちこちに行くと情報が混ざって記憶されるし、労力ばかりかかってほとんど得はありません。そもそも、鮮度やバイヤーのセンスが信用できるスーパーが絶対にいい。信用できるって大事。節約ってメンタルとか心の支えとか、大事ですよね(笑)」
ふうかさんが通うスーパーは物価高の今でも、近隣のどのスーパーよりも価格が安い食材がいくつもある。そこに「プライド」を感じるのだそう。
中でも卵の価格には相当プライドをかけているようで、お店の人が言うには「去年の今頃ならMサイズ1パック158円くらい」で、それより以前は138円で出していたという。しかし、現在は企業努力ではどうにもならない卵の生産・流通事情がある。
「そのスーパーの卵は今Mサイズ1パック238円です。頑張って安さをキープしたかったらしいんですけど、さすがに難しくなってきたと。それでも、そこの卵は近隣スーパーよりも数十円安い。手間と経費節約のために電子チラシさえ全く出さないスーパーだけど、常連さんは価格の変動を自分でチェックしながら買っていると思います」
値段の変動を注視しながら、ひとつ定めたスーパーに通うふうかさん。買い物頻度は?
「週に2回行き、それぞれ3日分と4日分を買います。お米・調味料・お菓子など一部食品は別計算で、食材の予算は週に7,000円です」
支払いは、やはり現金を定まった額だけ持参するという、よく見聞きするやり方だろうか。
「買い物1回分とか1週間分を封筒に入れるというやり方、よく聞きますが、私は向いてなかったです。面倒なのが無理。節約生活にカードは厳禁だという人も多いけど、私は必ず特定のカードで支払ってます」
なぜ必ずクレジットカードで支払うのだろうか。