髪を切ってもらったけれど、なんだか考えていた髪型と「違う」……。皆さんそんな経験はありませんか? せっかく足を運んだのに理想と程遠い髪型にされてしまったら、やっぱり残念ですよね。美容室代も安くはありません。
でもそんな理想との不一致は、もしかしたらあなたのオーダーの仕方が原因かも。美容師さんのイメージする髪型と皆さんのイメージする髪型が、一致していなかったのかもしれません。
では、どのようにオーダーを伝えたら理想の髪型に切ってもらえるのでしょうか? 「こんなハズじゃなかった…!」を回避するため、切ってもらう前にこれだけは伝えるべきポイントを4つご紹介します!
ぜひ参考にしてみてくださいね。
①前髪のオーダー方法
髪型の中でも特に重要な、前髪のオーダー。
一口に「マッシュ」や「センターパート」などと言っても、その種類はさまざま。でも自分の理想の前髪を正確に伝えるのはなかなか難しいですよね。
特に男性に人気のマッシュは、大まかに3つ前髪の流し方があります。
①ほぼ真下に下ろし、少し斜めに流す
②曲げて、流す
③分けて、流す
特に、②の前髪を曲げるタイプの人は要注意。普段前髪を曲げているか、どこに前髪を置きたいかを正確に伝えないと、いざ自分でスタイリングしたときに長さが足りず、オン眉になってしまうという悲惨なケースが多く見られます。
前髪を置く位置は、以下のように伝えれば理解してもらいやすいでしょう。
①眉毛が見えるくらい
②眉毛に乗っかるくらい
③目と眉の間くらい
④目に刺さるくらい(目にかかるくらい長めの前髪をオーダーするとき)
前髪をどのように流したいか。流した時にどこに前髪を置きたいか。
この2つのポイントを正確に美容師さんに伝えるようにしましょう! 事前に自分の普段のスタイリングの写真や、なりたい前髪の形の写真を何枚か見せておくとさらに安心です。
②顔際の毛を残すか
次に重要になってくるのが、顔際の毛。"顔回りの毛"や"触角"とも言いますよね!
女性は髪型をオーダーする際にここをかなり細かく注文する方が多いですが、男性は「おまかせで」とあっさり済ませてしまう方も多い印象。
顔の形や雰囲気によって似合う・似合わないはもちろんありますが、顔際の毛がない髪型に共通して言えるのは、顔の印象が強くなるということ。顔が強調されることに抵抗感のある方は、「顔際の毛」をしっかりオーダーすることをおすすめします。
一般的な長さとしては、
①頬骨に当たるくらい
②目の下に入るくらい
が顔回りの長さとしては人気です。
③どのくらい刈り上げるか
ツーブロックは美容師さんによってかなり捉え方に違いが出る部分なので要注意! 慎重にオーダーするようにしましょう。ツーブロックには主に4種類のミリ数があります。
①0㎜(スキンフェード)
②3㎜(若干青いくらい)
③6㎜(いちばんオーソドックス)
④9㎜、ハサミでの刈り上げ(さらにナチュラルに)
おすすめのオーダー方法は、「段階的に刈り上げていってもらえますか?」とお願いしてみること。
ミリ数はアタッチメントを変えるだけで簡単に直せるものなので、途中でミリ数を変えてもらえるか頼んでも、プロの美容師さんは嫌な顔をしないはずです。
④普段のスタイリングはどんな感じか
最後に普段のスタイリング、特にワックスの有無を美容師さんに伝えましょう。
普段はワックスをつけないという人が、ワックスでセットされた美容院帰りは良い感じだったのに、つけないいつもの状態がスカスカでなんだか寂しくなってしまった……、なんていう失敗談も。
日頃からワックスを使っている人が美容院に行く際は、いつも通りワックスをつけた状態で行くことをおすすめします。結局シャンプーで落としてしまうため、施術の邪魔になることはありません。
普段のスタイリングや好みがわかるので、より理想の髪型にも近づけるはずです。
いかがでしたか? ニュアンスで伝えてしまうことが多い髪型のオーダー。
①前髪
②顔際の毛(触角)
③刈り上げ
④普段のセット(ワックス)
この4つの少し伝え方を工夫するだけで格段に美容室での失敗率が下がるので、ぜひ次回美容院に行く際の参考にしてみてくださいね。また、インスタグラムや雑誌などの「ビジュアルで伝える」ことも超大切。恥ずかしがらずに提示したほうが、絶対に「イラッとする確率」が減ります。
ぜひ合わせてやってみてくださいね。
TEXT:FORZA STYLE