【後編】「お孫さんのお世話ができて幸せね」にイラッ…。息子家族との同居が、ストレスすぎる理由とは？

孫を保育園に送っていき、家に戻ると洗濯や掃除などの家事をこなす。息子たちは自分たちの洗濯はするものの、取り込むのは行きがかり上美知子さんの担当に。

また、夕食も最初は分けていたが、キッチンが一か所しかなく作業効率が悪過ぎるので、食費を支払うことを条件に、美知子さんが作ることになった。

夕食の買い物や下ごしらえを済ませたら、孫たちを迎えに行き、親が戻るまでひたすら相手をする。

「ただ一緒にいればいいってわけじゃないんです。トイレで失敗したとか、やれ兄弟げんかでお兄ちゃんが叩いたとか、とにかく一日中大騒ぎなんですよ。男を２人育てたのでわんぱくなのは承知してましたけど、今の私の体力ではとてもかないません」

夫婦が戻り、みんなで食卓を囲むが、美知子さんはどこかしっくり来ない。

同居を始めて間もないせいか、一家団欒という雰囲気でもないのだ。

「夜は夜で息子や嫁が、孫たちがばあばとお風呂に入りたいと言っている、ばあばと寝たいと言っていると言って、私にいろいろさせようとします。

　なかなか寝なくてへとへとになりながらようやく２人の寝息を聞いてリビングへ戻ると、息子夫婦がリビングを占領してるんですよ。配信でバラエティとか映画とかを観てて、私は自分の部屋へ引っ込むしかありません」