【後編】「不倫の斡旋ではなく、セカンドパートナーの紹介」5000円の既婚者合コンに潜入して、元CAが一番驚いたこと。

前回までのあらすじ。

不動産に勤めるヒロキさん（仮名・43歳）は、子供を持って以来、妻を女として見ることができなくなった。

家庭を大切にする妻には感謝していても、異性として見ることはできない。そんな折、会社の同期マサト（仮名・43歳）から既婚者合コンに誘われて……。

※※※※

既婚者合コンは、どのように進行されるのだろう。

「まずは10分間の自己紹介トークタイムです。女性が一列に並び、長テーブルを挟んだ向かい側に男性が並びます。そして、マンツーマンで10分間のトークが始まりました。

10分経つとチャイムが鳴り、男性が横にずれて、次の女性とまた10分間話します。

こうして、10名全員と話したのち、最後はフリータイムが設けられています。

僕は、最初から狙っていた白いワンピースの清楚な奥さま・マキさん（仮名・40歳）のところに駆け寄りました。

トーク中は『007』の話題で盛り上がったことと、何よりも笑顔がチャーミングで、色白の肌が柔らかそうで、思わず触れたくなるようなときめきを覚えたんです。久しぶりに抱いたドキドキ感でした」

既婚者合コンに来る女性は、皆どのような気持ちで来るのだろうか。

ヒロキさんと同じように、ときめきや刺激を欲しているのだろうか。