ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
LIFESTYLE 女たちの事件簿

愛妻家だったパパが豹変。禁断の相手が「義母」という修羅場【危機管理コンサルが解説】

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録

ところが、母親と同居したことで、綾が家事・育児に手を抜くようになった。

綾は結婚当初から専業主婦。今までの生活の大半を家で過ごしていたことが不満だったようで、独身時代の友人と遊び歩くようになってしまったのである。幼稚園の送り迎えも義母に任せる始末で、6月にもなると、とうとうご飯もろくに作らなくなった。

「あの子が遊び歩いてばかりで、ごめんなさいね」

そう言って、義母がご飯を用意するようになったのだが、これがとても美味しい。

男の胃袋を掴めとは少々古い表現ではあるものの、浩平はまさに、義母の料理で胃袋を掴まれてしまったのだ。義母の料理を食べていると、綾の料理が物足りなく感じるほどだった。

©Getty Images

それを薄々感じ取ったのか、ますます綾は家事をしなくなった。

「お母さんがなんでもやってくれるんだから、私は自由にするから」

綾は、とうとうそんな宣言を浩平にしてきたのである。男女関係のトラブルに詳しい、危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏が言う。

「舅をめぐって、実の母娘が険悪になるケースは、こと同居に限ってはけっして珍しくありません。普通は金銭感覚や生活習慣の食い違いによるトラブルなのですが、稀にそれが『男女間の痴情』に起因するケースもある。こうなると、修復は困難で破局を見るより他に結末はないのですが...」

もはや、娘も綾よりも義母のほうになついている。浩平も、妻に対する自分の気持ちが、急速に冷めていくことを感じていた。

そして綾が不在の夜に、事態を決定的にする悲劇が起きる。次回では斎藤が修羅の家と化した顛末を、懺悔の告白と共に詳細にレポートする。

▶︎>>後編 愛妻家だったパパが豹変。不倫相手が「義母」という修羅場


RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5