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【後編】夢のマイホームが悲惨な状態に…幸せ絶頂の家族が嵌った、新築物件の意外な「罠」

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とはいえ、このまま放っておくわけにもいかない。原因を調べるのと同時に、毎日の生活もある。一旦は対処療法として雨漏りの可能性になりそうな部分を補修するということになった。

「雨漏りはもちろん、補修のために人が出入りするのもすごくストレスでした。その上、ちゃんとした原因がわからないなんて……。そのときの工務店は全然話が通じず、本当に最悪でもはや彼らになおしてもらいたいと思う気持ちもありませんでした。それでしかたなく、夫の知り合いから紹介してもらった別の工務店にみてもらうことにしたんです」

©Getty Images

その工務店からやってきたのは、社長を名乗る強面の男と腕ききそうな大工だった。彼らが雨漏り箇所の確認をはじめて2時間。原因はあっという間に解明された。

「原因はテラスに出るドア部分。立ち上がりを作るべきところにそれがなく、水が室内にダダ漏れていると。しかも防水の素材も安物というか、ちゃんとしたモノじゃない可能性があると言われました。残念ですが、手抜き工事ですね……と言われた時には、頭の中が真っ白になりました。こんなに高い買い物だったのに……手抜きだなんて」

結局調べてみると内部の断熱材も水浸しで、一部がカビていたという。もともとの工務店はこれらに気がついていなかったのだろうか?

「もはやわかりません。電話にも出たり出なかったりで……。でもきっとわかっていたんじゃないですか。ほかの箇所も手抜きされているんじゃないかと疑ってしまいますよね……」

補修の支払いなどはどうなっているのだろう?



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