「補修をしてから数日は雨漏りをすることもなかったですし、ちょっとしたミスだったんだなと思っていました……。こんなことになるなら、本当にもっと早く調べておけばよかったです」
1ヶ月ほど経った頃、雨漏りの事実を忘れかけていた早苗さんはいつものように夫と子どもを送り出し、検診に向かった。その日も雨がふっていたと話す。
「午後イチに帰宅した頃は、雨がかなり降っていました。家に入り、階段を上がると悪夢のような光景が広がっていたんです……」
なんと雨漏りが再発していたのだ。しかも今回は1箇所ではない。あちらからもこちらからも雨粒が滴り落ちている。その数、合計5つ。タライと洗面器では足りず、捨てようと思っていた収納ケースなどを駆使してなんとか、水が床に落ちるのを防いだという。
「信じられませんでした。本当にこのまま1日くらい不在にしていたら、一面水浸しになっていたんじゃないかなと思います。ラグもソファも濡れてしまって、もう最悪。すぐに夫に連絡を入れて工務店にきてもらうように言いましたが、その日は無理だと言われてしまって……」
©Getty Images
次の日、工務店から派遣されてきたのはやはり例の3人だった。今回は夫にも在宅勤務にしてもらい、様子を逐一みてもらうことにしたという。丸1日かけて雨漏りの箇所を探ったが、彼らは明確な答えがわからないという。
「本当に信じられない気持ちでいっぱいでした。しかも一度なおしたのにこのざまなんて……。問い詰めてものらりくらりするだけで、本当に誠意のない対応で夫もキレていましたし、私もうんざり。最終的には今、できるのは対処療法だけで、これ以上の追求はここではできないなんて言われてしまって……」
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