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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】夢のマイホームが悲惨な状態に…幸せ絶頂の家族が嵌った、新築物件の意外な「罠」

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。
▶︎前編はこちら

前編あらすじ】

3年前夢の新築マイホームを建てた幸田早苗さん(仮名・32歳)。東京の狭小住宅ながらも、夫婦でこだわった一軒家での生活に胸躍らせていた。

しかし梅雨の時期のある日、家族で帰宅するとそこでは驚きの惨状が早苗さんたちを待ち受けていた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

ーママー! お部屋プール!

早苗は耳を疑った。そして、次に夫が「うわっ」と大きな声をあげた。

「私は水を出しっぱなしにしていってしまったんじゃないかと気が気じゃありませんでした。急いで2階に上がると確かに一部が水浸し。無垢のフローリングが水を含んで変色していました。水の出どころを夫が探っているとぽたり、上から水が落ちてきたんです」

 

これが早苗さんの家の雨漏りの始まりだった。早苗がソファで聞いていた水の滴る音は、紛れもなくこの雨漏りの音だったのだ。夫はすぐに床をバスタオルで拭きあげ、水が落ちてきそうなところに洗面器を置いた。しかし、洗面器では落ちてきた水が跳ねて外に水が飛び散ってしまう。最終的にはバスタオルを敷いた上に大きなタライを乗せて、水受けにしたという。

「もう驚いちゃって。まさか雨漏りの音だなんて思いもしませんでしたから。すぐに工務店に電話をしたら、翌日にきてくれるとのことでした」

翌日やってきたのは、工務店の頼りない担当者とやる気のなさそうな大工が2人。3人はあーでもない、こーでもないと点検口から雨漏りの箇所を探っていたという。

 

「雨漏りの原因と考えられる箇所が見つかって、すぐに補修をしてくれるということでした。その言葉を聞いてホッとしましたね」

このとき早苗さんは、この後驚くべき惨状に見舞われることを知る由もなかった。



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