これで解決――。と思いきや、そうでもない様子だ。
「息子とAくん、中学生になっても連絡は取り合っているようです。2週間前も会ったとき、編入を考えていると言っていたみたいで。もし学校が一緒になればAくんママとまた会うことになりますよね。まぁ、そのときはそのときです」
香織さんは、極力考えたくないが、という顔でそう語った。
インターネットで「ママ友」という単語を検索すると「ママ友との関係がめんどくさい」「こわいママ友がいる」などのネガティブな情報が多くヒットする。
保護者同士の関係は「ママ友」の一言だけでまとめることは難しく、あいまいな関係性がになってしまうケースもあるだろう。
普通の友達よりも「メリット」「デメリット」で測ってしまうものが「ママ友」なのか。
彼女たちと付き合っていくなら適度な距離感を保ち、広く浅くを意識したほうがよいのかもしれない。
取材/文 錦城和佳
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