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「愛人も一緒に、家族旅行がミッション」何不自由ないセレブほど、なぜリスクのある不倫に溺れるのか?

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驚きの言葉だが、元来和夫さんの楽観的な性格も手伝って、とんでもない旅行プランを練ったという。

「ロスでの滞在ホテルは大手Hホテルでした。部屋は3室予約。妻と娘用にエグゼクティブルーム。佐代子用にスイートルーム。僕は『いびきがうるさいから』と妻と娘と同じフロアの別室を取りました。ええ、お察しの通り、夜にこっそり抜け出して、佐代子の部屋に行く予定です」

「往復の飛行機も同じ便でした。もちろん、佐代子の席は離れていましたが、トイレに行くフリをして、彼女の隣の空席にちゃっかり座って束の間の会話を楽しんだり、軽くボディタッチをしたりね……」

同じ機内に家族がいるというのに、何とも大胆な行動に驚く。万が一居合わせたらどうするのだろうか……。和夫さんは佐代子さんについてこう続ける。

「旅行費用は僕が全額出すつもりでいましたが、佐代子は『私も働いているから』と、3分の1を負担してくれたんです。

男に甘えすぎない部分も好きですが、佐代子といると『1人の男』になれるのが嬉しいかな。普段は医師として『先生』と呼ばれている自分が、佐代子は『かずクン』と呼んでくれる。なんか新鮮な嬉しさやテレがあってね。昼夜のギャップに酔いしれている自分もゼロではありませんね」

「それに、僕はカジノも好きで、何度かラスベガスに行っているんです。大負けしたこともあったけど、懲りずにカジノや博打を止められないのは、ギャンブル好きというか、スリルを求める気性がDNAに組み込まれているのかもしれません。じゃないと、愛人を伴った家族旅行なんてしませんよ。『バレたらどうしよう』と思うより『バレずにミッションクリアさせてやる』という気持ちのほうが強くてね。こればかりは持って生まれた性質だから変えようがない(笑)。そんなことでもしないと、日々が退屈で生きた気がしないというか」

リスク満載の家族旅行。後編ではロサンゼルス到着後、現地での和夫さんに迫る。

作家 蒼井凜花

▶︎後編に続く


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