■N-BOXのバッテリーEV化は、出遅れると致命傷になりかねない
ホンダは2021年4月に、「先進国全体で(バッテリー)EVとFCVの販売比率を2030年に40%、2035年に80%、2040年にはグローバルで100%を目指す」と目標を公表しており、純ガソリン車はもちろん、ハイブリッド車さえもいずれなくなっていく。もちろんN-BOXも例外ではなく、いずれはバッテリーEV化されることは間違いない。
ただ、先に軽バッテリーEVを実現した日産/三菱が、N-BOXとガチンコライバルとなるスライドドアをもった軽スーパーハイトワゴンのルークス/デリカミニでバッテリーEVを出してくる可能性は十分にあり、N-BOXのバッテリーEVがそれらよりも出遅れるようなことがあれば、いま飛ぶ鳥を落とす勢いのN-BOXの勢いも、急激に収束してしまう可能性はある。はたして、絶対王者は今後どのように立ち回りをみせてくれるのか!? 次期型N-BOXの登場が楽しみだ。
Text:Kenichi Yoshikawa
Photo:HONDA,NISSAN
Edit:Takashi Ogiyama
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