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「恐怖の婚活バスツアー」モラハラ、マザコン、ヤリモク男…26歳OLが見た、ヤバすぎるリアル。

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参加を申し込んだのは、20代~40代の男女の出会いを応援しているツアーだ。バス会社が主催しているということもあり、安心感がある。婚活バスツアーは名前からもわかるように、バスに乗り観光しながら出会いもゲットできるというもの。男女が隣同士になって話す時間も多いため、距離を縮めるチャンスが多いのだ。また、日帰りで楽しめるため、そこも魅力である。

©Getty Images

一方で、婚活バスツアーは良いことばかりではない。

普通の婚活イベントの場合、男性は有料で女性は無料、あるいは3,000円前後が多い中、婚活バスツアーは女性でも10,000円~15,000円ほどかかる。幸子が参加したツアーも、女性の参加費は10,000円、男性は16,000円となっていた。

だからこそ、裏を返せばそれだけ結婚に対して本気の女性が参加するものと言える。幸子もその一人として、婚活バスツアーに意気揚々と参加することにしたのだ。

このとき、彼女はまだ婚活バスツアーで多くのトンデモ男と出会うとは夢にも思っていなかった。

男性が12人、女性が8人で参加者の年齢は20代と30代が中心。
幸子以外の女性は、20代の美人系が2人、20代のオタク系が2人、30代のインテリ系が1人。そして、男性人気1番の20代の可愛い系女子と、2番人気の20代のモデル系女子だ。
新宿を出発したバスの目的地は、鎌倉だ。車内でも男性と女性が隣同士となり、トークタイムがある。

鎌倉へ行ったことがなかった幸子は、密かに鎌倉旅行も楽しみにしていた。
鶴岡八幡宮や長谷寺などの鎌倉の有名観光スポットを巡ったり、高徳院の鎌倉大仏を見たりと、テレビで目にしたことのある風景を楽しめて満足できるツアーだった。
そんな観光を満喫できたこととは対照的に、婚活バスツアーで出会った男たちは散々たるものだった。

幸子が参加した婚活バスツアーではイベントも行われ、山の散策や食事会などをした。最初に幸子に話かけてきたのは、拓也(仮名・32歳)。拓也は中小企業に勤務しているサラリーマンだったが、とてもサラリーマンとは思えない風貌なのだ。


金髪に派手なネックレス、耳にはピアス。見た目で人を選んではいけないと分かっているものの、幸子は拓也に対して好意的にはなれなかった。
拓也は幸子の肩をポンとたたきながら、「俺こういうの初めてなんだけど、君は何回目?」と、いきなりタメ口、上から目線で話しかけてきたのだ。
この時点で幸子は興冷め。拓也を軽くあしらい、他の男を探すことに。

しかし、他に比べればこの男が「まとも」だったことを、幸子は途中下車のかなわないバスツアーで思い知らされることになる。

衝撃の次回へ続く。



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