「夫を責めるつもりは全くないです。本当に、単に『合わなくなった』というだけの話です。20年とか30年とか40年とか、夫婦ってずっと一緒に過ごしていくわけですけど、同じ感覚でなくなってしまうことって当たり前にあると思うんです」
淡々と話す塔子さんだが、夫や子どもの前では明るく振舞っているそうで、傍から見れば理想的な家族像とも言えるほどだろう。
「おかげさまで仕事がとても順調なので、思ったより早く貯金がたまりそうです。下の子の高校入学まであと5年で、そのころには長男も自立しているはずなんです。だからあと5年、とにかく節約して別居するための資金を確保します。
旅行とか車とか、そういったものにも夫は興味ないんですよ。なのであまりお金はかからないですね。夫は私の仕事には賛成していますよ。少しでも家のお金が増えれば、自分が頑張り過ぎなくていいからラッキーって感じだと思いますよ」
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