帰宅後、夫に義父がどのようなお父さんだったのか詳しく聞いてみたようだ。
「実家は夫の祖父母の持ち家で、義両親は結婚当初からずっと二世帯で同居していたようです。家賃を払うということが今までなかったので、沖縄の地価が上昇しているのも、その家賃相場も知らない。だから昔の感覚で家賃3万円などと言っていたようです。昔は田舎で古いアパートなら3万円代もあったようですし。」
義母はずっとフルタイムで働いていたため、夫は小さい頃、祖父母に面倒を見てもらうことが多かったようだ。
一方で義父は仕事で疲れていると言い、土日は寝ているか趣味のゴルフへ出かけて家を空けていることがほとんどだったらしい。
「人付き合いの下手な人だけど、ギャンブルはしないし仕事には真面目だから、稼いだお金はすべて家庭に入れていたそうです。ただ、家のことを一切しないので、やっぱり離婚危機は何度かあったみたいで。でも祖父母の体調が悪くなってしまい、世間体も気にして離婚はせず、今に至るという感じですね。夫婦仲が良いとは言えず、義母は義父に対して何を言っても無駄だと思っているようで、今は最低限の会話しかしていないですね。」
続けて、琴美さんは話し続ける。
「夫は義父に直接言わないけど、流石に自分の父親と言えど色々ヤバいと思っているようです。義実家から帰ってきたときは気を遣って『ただ言ってるだけだし、本音じゃないから気にしないでね』と言ってくれますが……。内心めちゃくちゃムカついてるけど、実の家族の愚痴を言われるのは夫も良い気はしないだろうなと思って我慢していました。」
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