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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「使用済み生理用品を漁られて……」娘への性犯罪を恐れ、再婚を迷うシンママの憂鬱。

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「前の夫を若い女に寝取られた、という思いがあるんでしょうね。その悔しさが、男は若い女が好きだという思い込みに拍車をかけたんだと思います」

みずほは使った生理用品をトイレ内に捨てないよう、娘に指示を出した。彼氏の目に絶対に触れない所に捨てるように躾けた。下着も出しっ放しにしないよう注意したそうだ。

「彼は家事も手伝ってくれましたが、洗濯してくれるのも実は嫌なんです。娘のパンツとか、最近着けるようになったスポーツブラは、何となく触れさせたくなくて……それで私が先に洗濯するように心がけていたんです。でも、彼は気を利かせてもっと早く洗濯するんですね。向こうは向こうで、いい夫になれる人材だってアピールしたがってるかもしれませんが、私はそれでさらに疑心暗鬼になりました。そんなに洗濯したい理由は何なの?って」

それほど彼を信用できないなら、再婚せずに別居のまま交際を続けるのが最善ではないか。そう思う人も多いだろう。しかし、かつて夫に裏切られた経験を持つシンママの心情は、そこまで単純なものではないようだ。

「常に天秤がぐらぐらしているような感じです。娘のことを考えると、お父さんがいた方がいいだろうし、経済的に安定していることも大事です。正直に言うと、前の夫とその結婚相手と、娘がどんどん仲良くなって家族っぽくなることがたまらなく嫌でした。それを何とか防ぎたくて、あっちよりも楽しい生活を、あんなやつらよりも娘が幸せを感じるようにと、それは凄く考えちゃってましたね」

ところがある日、みずほの疑心暗鬼状態をさらに強める出来事が起きた。娘のトイレの汚物を捨てようと、こっそり洗面所の下の収納に入れておいた蓋つきのゴミ箱を開けてみると、中の生理用品を漁ったような跡が見られたのだという。



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