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LIFESTYLE 女たちの事件簿

「息子の家賃より、電気代が高いだなんて...」オール電化の主婦、絶句。爆上がりの電気代でショートした「家族の絆」

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不倫や浮気、DVにプチ風俗……。妻として、母として、ひとりの女性として社会生活を営み、穏やかに微笑んでいる彼女たちが密かに抱えている秘密とは? 夫やパートナーはもちろん、ごく近しい知人のみしか知らない、女たちの「裏の顔」をリサーチ。ほら、いまあなたの隣にいる女性も、もしかしたら……。

値上げの波は止まるところを知らない。冷凍食品やパン、トイレットペーパーに牛乳など、生活必需品が次々と値上げされ、我々庶民の暮らしは苦しくなる一方である。なかでも値上げが「エグい」のが電気代である。

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「電気代の請求書を見て、思わず叫んでしまいました。だって去年の倍ですよ。いくらだと思います?」と江島はなえ(45)はため息まじりに話す。

はなえは夫とオール電化の一軒家住まい。元々は一人息子と3人で暮らしていた。

家を建てたのは10年ほど前。

「当時は電力会社もハウスメーカーもオール電化推しでした。ご近所でオール電化に変えたケースもいくつかありましたし、あまり疑問を持たず。

それもあってオール電化にしたんですよね。確かに最初のうちは安い!と思えましたが、年々電気代が上がるにつれてあれ?って」

ただ、悪いことばかりではなかったという。

「うちは共働きなので、息子が中学生のときとか、彼が帰宅する時間に2人ともいられないことが多かったんです。在宅勤務の日もあったんですけど、18時くらいってめちゃくちゃ忙しい時間帯じゃないですか。だから、息子はお湯を沸かしてカップラーメンを食べたり、チャーハンを作って食べたりしています。

ガスコンロだと火事の心配がありますが、オール電化なら安心。そこは我が家にとってはメリットでしたね」

しかし、今ではその息子も大学生になり、上京して家にはいない。江島家にとってオール電化は何のメリットもなくなってしまったのである。

「去年、今年と電気代の値上がりが半端じゃなくて、特にこの1月は10万8912円と今まで見たことのない金額に。一人暮らしの息子の家賃より、我が家の光熱費が高いって、信じられません」

©Getty Images

数年前から徐々に上がり続けてきた電気代。江島家でも対策をしていないわけではない。

「使っていない電気はこまめに消していますし、電化製品も使わないときはプラグを抜いていますが、家に人を招いて料理を振る舞ったり、友達夫婦が泊まりに来たりすることも多いので、どうしても光熱費は高くなってしまうんです」

さらに恐ろしい事実が明らかになりつつある。なんと江島家の住む北海道では、さらなる値上げが発表されたというのだ。その数字は驚きの35%増。一般家庭に対して、この数字ははかなりショッキングだ。

「ここからさらに35%もアップしたらと考えると、今から怖くてたまりません。我々夫婦は幸い、まだ元気に働けるのでなんとかするしかありません。

何より問題なのは年金暮らしの両親なんです。これ以上、電気代が上がったら今住んでいる一軒家での生活は難しいのでは?とか、心配が絶えません」

はなえの両親は同じく道内に暮らしている。こちらもオール電化の一軒家だ。

「今はもう仕事もしておらず、慎ましく年金で暮らしています。ただコロナが流行してから、ちょっと意見の食い違いがあって、実家には1年ほど帰っていないんです。心配はしているんですが会いに行く機会を失っていて……」

☆はなえが帰省を渋るにはある事情が関係していた。家族が抱える問題の詳細は、時間で深くレポートしたい☆



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