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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「親の現場を見てしまい……」三十路娘が12年親と口を利いていない本当のワケ。

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優香が最初にハマった年上男性は、大学2年の時にバイトした塾の経営者だった。優香を姫君のように丁重に扱い、すべてが最高だったのだという。

「彼に話したんです、トラウマを。そうしたら、両親が娘のいない間に思いっきりしたかった理由が優香にもわかるようになる、と言うんです。大人の女性になれば、両親を許容できるよって」

塾長の物言いを真似ているのか、少しおどけた調子で優香は語った。

「正直、その頃には、現場を見たことによる両親への嫌悪感はもうなかったんですが、感情をこじらせて、元の関係に戻る方法がわからなかったんです。その感覚は他人にはたぶん理解しづらいと思う。ただ、高校の時の彼氏とのしょっぱい思い出は、確実に塾長が払拭してくれました。とにかく私本位のデートやセックスをしてくれて…今でも好きです、感謝しています」

塾長の年齢を訊ねてみると、当時41歳だった、と優香は答えた。



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