【後編】「”触ってほしい”とか過激なやりとりを……」良妻賢母が落ちたPTAの恋沼。甘々な密会の苦すぎる代償。

＜あらすじ＞

PTAで副会長に就任し、憂鬱になっていた七海。しかし、会長となった塚原に一目惚れし、肉体関係を持ってしまった。

前編はこちら。

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七海は職業柄、比較的時間の都合をつけやすい。塾の保護者と面談があるとか、フランチャイズオーナーたちと食事会をするとか、何かと口実を作れば夜も子どもを実家に預けて外出することができた。

「塚原さんも出張があったり外回りがあったりで、時間の自由が利く人だったんです。短い期間にめちゃくちゃ何度も会いました」

あろうことかPTAの会長と副会長は、昼となく夜となくホテルで密会を重ねた。PTAは学校外の仕事も多いため、意外と周囲にはバレにくく、七海は日増しに罪悪感を麻痺させていった。

何より、いけないことをしているスリルと塚原の巧みな情事に骨抜きにされていたようだ。以前は性にさほど積極的ではなかった七海だったが、思わぬ機会に自分の殻を破ることになったという。