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4WD専用の足回りも魅力!三菱デリカミニは令和のパジェロミニなのか?

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■いまも復活を望む声の大きい、伝説のモデル「パジェロミニ」

パジェロミニは、1994年から2012年まで、2世代にわたってつくられた、三菱の軽SUVだ。本格オフローダーとしての道を邁進していたジムニーに対し、パジェロミニは路線をずらし、シティユースを狙った軽クロカンSUVを目指していた。1994年から1998年まで販売された初代パジェロミニは、丸目ヘッドライトや背面に背負ったスペアタイヤ、グリルガードなど、フラグシップのパジェロをそのまま小さくしたようなデザインは、いま今見てもなかなかの迫力があってカッコ良い。

2012年3月に特別設定された、2代目パジェロミニ(H58A型)のプレミアムセレクションファイナルアニバーサリー。当時の価格は168万円だった

1998年に登場した2代目パジェロミニもシティユース路線を踏襲。当初、パワー不足との指摘もあったが、エンジンにツインスクロールターボを装着するなど、対策が織り込まれた。日産にKIX(キックス)としてOEM提供していたことも有名だ。その後、軽ハイトワゴン全盛の時代に突入したことで人気は下降していき、パジェロミニは2012年、生産終了に。ただ、生産終了から10年経ったいまも復活を望む声は大きい。

 

■「デリカミニ」と「パジェロミニ」で、令和の軽SUVブームを勝ち取ってほしい!!

機能面でみれば、デリカミニが令和のパジェロミニになることは考えにくい。パジェロミニはシティユース向けの軽とはいえ、オフロードも行ける軽クロカンSUVだ。「オフロードも走れるように仕立てた」とはいっても、軽スーパーハイトワゴンであるデリカミニが及ぶことはできない。

ただ、その存在では、パジェロミニに近づくことはできるかも知れない。東京オートサロン2023では、コールマンとコラボしたカスタムコンセプトカーもお披露目されていた。家族や友人と、アウトドアに出かけてほしいという願いが込められているそうだ。このままの姿で市販化されるかどうかは未定だが、コンセプトカーで終わらせることなく、ぜひ商品化させてほしい。また、他メーカーが未着手の軽スーパーハイトワゴンでのバッテリーEVも急ぎ用意してほしいところだ。

ただ一方で、パジェロミニの復活にも期待したい。SUVテイストの軽自動車が人気をあつめるいま、ライトテイストなデリカミニと本格派のパジェロミニ、どちらもそろえることで、三菱のイメージを強力に引き上げてくれることにつながるはず。三菱の今後の戦略に、期待している。

アウトドアブランドとして広く親しまれているコールマンとコラボした、デリカミニのカスタムカー。気軽にアウトドアを楽しむライフスタイルを提案しているという

 

Text:Kenichi Yoshikawa
Photo: MITSUBISHI
Edit:Takashi Ogiyama



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