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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】二世帯同居の悪夢!変態舅のセクハラに耐えかねた新嫁の反撃

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舅は一瞬黙り込み、しどろもどろになった。ブラジャー事件の犯人もやはりこいつだ、と琴子は確信したという。

 

「私、見てたんですよ。私のブラジャー触るとこ。気づきませんでしたか」

 

とっさに口から嘘が出ていたことに、琴子本人も驚いた。怒りで肝が据わったのかもしれない。しかし、琴子の嘘を真に受けたのか酔いに任せたのか、舅は開き直ってこう言ったのだという。

 

「これ見よがしにあんないやらしいブラジャーを置いておくほうが悪い。違うか?」

 

これ見よがしって、自宅で干してただけなんですけど、と突っ込みたくなる気持ちを抑えつつ、どんな言葉を引き出せばより有力なセクハラの証拠になるのか、琴子は高速で考えた。

 

「そんなにまでして見たいんですか?って聞いてみたんです。そうしたらジジイは茹でダコみたいに顔を赤らめて、とろけそうな表情になったんです。もうキモくて死にそうでした。でも、私はとにかく証拠が欲しくて必死で」

 

しかし、努力の甲斐はあった。琴子の思惑どおり、舅は完全に自分を解放したのだ。

 

「見せてくれるの?」

舅の声はうわずり、顔は昇天しそうだったと琴子は苦笑する。

 

「私、たたみかけるように、何がそんなに見たいんですか? はっきり言ってくださいって言ったんです」

 

すると、舅はこう言ったのだという。



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