「最初の頃は『お母さんは普通の仕事をしてるし、由衣の勘違いだよ』って何度も話をしたんですけど、まったく聞いてくれなくて。私は子どもの将来を考えて、学歴とか良い生活環境を維持するための資金が必要だと思ったんですよ。だから、一生懸命働いてきたのに、由衣に完全に拒絶されて。なんかもう、こっちの気もしらないくせに、って気持ちにもなりましたね。受験にかかった費用も時間も、なんだったのって感じですよ」
子どものためなら、なんでもするのが母親として当たり前ですよね? と、由衣さんに同意を求められた。
本当に子どものためなのか? 何が大切なのか? それは、家族によってさまざまなのかもしれない……。
Text:女の事件簿調査チーム
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