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【後編】実家に蔓延る「ハラスメント家族」。時代錯誤の発言の末路とは……

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「母は手のひらを返したようにすり寄ってきました。あなたができる娘だってこと、私はわかっていたと言われて…なんだか胡散臭いなって」。

さらに母は父と兄に対しても今までとは180度違う態度を取っていたという。

「父と兄はこれまで食事はおろか、洗濯や掃除もしたことがありませんでした。でも、母はこの事態を機に2人に対して家事をすることを放棄したみたいなんです」

保奈美はどこか違和感を隠せなかった。

「母は私に対して、女だから家事をするとか時代錯誤よねと言ってきたんですが、なんだか全然腑に落ちなくて。だって、母は結婚してからずっと女が家事をするのが当たり前と信じて疑っていなかったし、私にもその考えを押し付けてきたんですよ。父や兄が失脚したからって、あまりにも都合が良すぎませんか」

結局、会社は他人に譲り渡すことになり、父と兄は作業員のバイト、母は清掃のバイトをしているという。

「もちろん来年から帰省はしません。今まで受けたハラスメントの数々を思い出すともう顔を合わせたくないというのが本当のところです」

他人へのハラスメントはご法度だが、もっとも近い家族に対するそれはどこか曖昧になりがちだ。しかし、相手が誰であれ、ハラスメントはハラスメントである。

「親しき仲にも礼儀あり」家族崩壊の危機にならぬよう、親族が集う年末年始は思いやりを持って家族に接したい。

Text:女たちの事件簿チーム







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