ハンバーガーメニューボタン
FORZA STYLE - 粋なダンナのLuxuaryWebMagazine
LIFESTYLE このテレビ番組を見逃すな!

面白すぎて見逃し厳禁! 原点回帰した『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』が最高すぎる件

無料会員をしていただくと、
記事をクリップできます

新規会員登録

『みなさん』終了後は、『土曜プレミアム』枠で毎年冬に年1回ペースで放送され吉本新喜劇の岡田直子による「普段女子力がない女の子から不意に女が出る瞬間」や駆け抜けて軽トラの「昭和ポルノの世界」、梅小鉢・小森による「部屋あたり一面我が子が散らかした後を片付けながら育児の深さを知る主婦」などの名作が生まれている。

回を追うごとに大作化・複雑化したり、いかに落ちるかに凝りすぎてしまっていたりしたが、やはりこの企画のキモは、そこを真似する?という着眼点。

GettyImages
GettyImages

そういった意味では、大納言光るとフレサワソラによるガストの「猫型配膳ロボット」、山本高広による「肝心のところだけ聞き取れない中継中のアキダイ社長」、石出奈々子の伊藤沙莉、松田幸起のさまぁ~ず大竹、小出真保の高橋尚子、沙羅とJPによるイワクラ&オズワルド伊藤、博多華丸による「戦国自衛隊のときの千葉真一」などなど、今年は原点に戻ったモノマネが比較的、多かったように思う。

中でもこの番組の真骨頂ともいえたのは、阿佐ヶ谷姉妹による「リアル姉妹だからこそ絶妙にシンクロする漫画『あさりちゃん』の作者・室山まゆみ姉妹」。まさに「細かすぎて伝わらない」モノマネ。その伝わらなさが面白いし、きっと似ているんだろうなと思わせる妙な説得力がある。

Yahoo! 配信用パラグラフ分割
GettyImages
GettyImages

今回優勝したのが、ラパルフェ都留だ。彼は、ピンでは「自由な森泉」、ふくらすずめ・はじめと組んでコンビでは『トイ・ストーリー』の「ウッディ」、ユニットによる「アカデミー賞の雰囲気」での「阿部寛」と各所で顔を出し、文句なしの優勝を果たした。

特にスゴかったのは「目力で嫉妬する小池栄子と宮澤エマ、その後のドラマの流れ」と題した『鎌倉殿の13人』メドレー。最後に出てきた都留の大泉洋が「大泉さんが特別出演したのかと思った」と前田郷敦が唸るほどの絶品だった。

GettyImages

そんな都留を手放しで評価するのが、現在のモノマネ芸人のトップランナーといえる原口あきまさだ。彼は『もっと評価されるべき審議会』(フジテレビ)で、都留の名を挙げた。この番組は、様々なジャンルの「もっと評価されるべき」ものや人をプレゼンする番組。

6回限定で放送されており、その5回目に原口らモノマネに知識が深い人たちを招き「もっと評価すべきものまね芸人」を紹介したのだ。おそらくその収録は『細かすぎて~』のオンエア前。

放送は前後してしまったが、原口は、都留の代名詞である阿部寛モノマネのふざけたバージョンを紹介するとともに、はじめとの『細かすぎて』の優勝ネタとなる『トイ・ストーリー』ネタにも、あたかも“予言”のように言及していたのだ。

そんな評価を聞いてから『細かすぎて』を見るか、『細かすぎて』を見てから、原口の評価を聞くか、いずれにしても重層的な楽しみを得られることは間違いない。

『ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』フジテレビ 12月17日(土)放送分を TVerで観る

 

次回では、「ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ」と双璧をなす、『もっと評価されるべき審議会』を絶対に見るべき理由を詳びらかにしたい。

 

 



RANKING

1
2
3
4
5
1
2
3
4
5