【後編】「とりあえず結婚したかった」カラダの相性を重視して結婚を焦った、アラサー女の末路。

彼は今どうしているか尋ねると、桜さんはニヤニヤしながら答えた。

「亘の近況？ 知らないです。あー、都内でバーをオープンしたけどコロナでお客さん来なくて閉めたって聞きました。

オープン時も、けっこうお金借りたみたいですよ。１人暮らし時代の消費者金融の借金もあるので、日雇いの仕事を転々として生活キツいみたいですけど。

浮気は気づいても、さすがに借金までは見抜けませんでしたね。でもほんとにあのときに別れておいて正解でした」

五感では説明できない「オンナの第六感」を侮ってはいけない。行動や声のトーン、少しの変化で嘘を見抜いてしまうのだ。

あなたのその嘘も、パートナーにはすでに見抜かれているかも……。

Text：女の事件簿調査チーム