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LIFESTYLE 女たちの事件簿

【後編】「モラハラ夫からの解放」を夢見てW不倫。浮かれた妻の最悪すぎる末路とは……。

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「クラブの女性だろうと誠は言っていました。こっそり写メも送ってくれて。なんだろう、それを観た瞬間、すごい寂しい気持ちになっちゃったんです」

孝之がその女性に優しく微笑みかける姿が、10年前の自分に重なる。彼女の方も仕事とはいえ、素直に孝之が喜ぶような言葉をかけているのだろう。

「なんか、何やってきたのかな…って、すっかり落ち込んでしまって」

自分で調べておきながら、こんなに打ちのめされることになるとは…。あまりの薫の落ち込みにそっと寄り添ってくれたのは、誠だった。互いに結婚してからは、「2人きりで会うのは昼」と暗黙の了解になっていたが、誠は夜を指定してきた。

「誠を含めた昔の仲間でのグループLINEで話題に上がったお店があって。そこを予約したから行こうと言ってくれたので、行くまでは誰か他もくるのかな?と思っていたんです。でも、行ってみたら2人で……」



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