「ある日の研修中、彼女は体調不良を訴えて早退することになったんです。バスも待てないと言うので、僕が送迎を申し出て送っていくことになりました。その日から彼女は何日か続けて体調不良で欠勤しました。自分が教育係っていうのもあって心配で、職場の行きと帰りに飲み物や食べ物を彼女のアパートに届ける日々が続いたんです」
今思えばあれが間違いだったとリョウタは振り返る。
「体調不良3日目の金曜日の夜、彼女のアパートを訪ねると部屋に入るように誘われました」
彼女の病状が心配だったリョウタは、意図せずオンナの部屋に足を踏み入れた。
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