無駄のないソリッドなルックスが洗練さをアピールします
第74回はパントフォラ ドーロのスニーカーです。
2万5300円／パントフォラ ドーロ（カメイ・プロアクト）
オンオフもコーディネートも選ばずに様になるシンプルなローテクは、過度な装飾がないだけに、素材やシルエットで上品さを演出するのがキモ。ともすれば、創業130年を超えるイタリアの老舗「パントフォラ ドーロ」は狙い目。
スポーツシューズをルーツに持つ同ブランドは、1950年代にサッカーの名門ユベントスのレジェンドプレイヤーで知られるジョン・チャールズが、「これはシューズではない、黄金のスリッパだ」と称賛したことから、Pantofola d’Oro（＝黄金のスリッパ）と命名。以来、名だたる名選手の足元に華やぎを与え、今ではラグジュアリーシューズブランドとして確立。そんなパントフォラ ドーロの新作がコチラ。
アッパーに上質なカーフのシボ革を採用した一足。爽やか演出はもちろん、コチラもゴールドでロゴをあしらっているから艶っぽさもアピールできちゃいます。休日のカジュアルはもちろん、ビジネススタイルのハズしにも打ってつけ。
履いた瞬間に足にフィットする仕立ては、クッション性も相まって快適な履き心地を実現し、随所に目を引くアプローチが施されているのも流石。あらゆるブランドがシンプル顔のローテクをリリースする中でも、本作なら被らずに上品な大人を演出できるかと。デキる男にはぜひ履きこなしていただきたいものです。
ベーシックなソールは普段使いにもってこい。ボリューミーでもハイテクでもない潔いルックスが、却って洗練さを与えます。
履き口にあしらわれた、ゴールドに輝くスリースターが艶っぽさをさり気なくアピール。これ見よがしじゃないのも大人にはありがたいですね。
2万7500円／パントフォラ ドーロ（カメイ・プロアクト）
同じ型のモデルでも黒なら雰囲気はまた違ったものに。シンプルなコート系スニーカーをベースに、トゥをスエードで切り替えシュータンとヒール部分にゴールドでロゴを配しアクセントに。ブラウンレザーのライニングとガムソールが、旬なクラシック感を後押しします。
2万7500円／パントフォラ ドーロ（カメイ・プロアクト）
よりラグジュアリーな履き姿を求めるなら、フルスエードという選択も。ご紹介しているモデルと同様にカーフレザーを採用し、深みのあるブラウンでデザイン。ホワイトで切り替えたライニングとソールが、スエード特有の重厚感を和らげエレガントな佇まいに仕上げています。
Photo：Naoto Otsubo
Styling：Takahiro Takashio
Text：Hayato Hosoya
【問い合わせ】
カメイ・プロアクト 03-6450-1515
www.pantofoladoro.jp
