日付変更禁止時間帯とは、20時~午前0時の間のことで、この間はカレンダープレートの突起と日送り爪がかみ合う時間帯です。
誤ってこの時間帯に日付変更の操作をしてしまうと、リューズを動かしている部品がカレンダープレートの突起や日送り爪とぶつかってしまい部品の破損や不具合の原因になってしまうんです。ご存じでしたか?
意外と知らずにやってしまった‼という方もいらっしゃるかもしれません。
そんなときは慌てずにまずは何日か時計の様子を見てみることをお勧めします。
aki__jackさんの#腕時計魂での投稿より
・(リューズによる操作ではなく自然運針で)日付がかわり出す時間帯と、かわりきる時間帯が、大きくずれている。
・日付がかわる途中で中途半端な位置で止まったままになってしまう、または日付が切り替わった後のカレンダーディスクの位置がずれてしまう。
・リューズ操作での日付切り替え時にカレンダーディスクがきちんと切り替わらない、あるいはディスクにズレが見られる。
・リューズを回した時に違和感がある。
上記のような症状が見られる場合は放置せず、日本ロレックスにおける正規修理や時計修理の専門会社に送って症状を確認してもらいましょう。「日送り車」か「早送り車」が破損している可能性が高いので、他の部品にも影響が出る前にできる限り早く修理に出すことが大切です。
masakingdesu115さんの#腕時計魂での投稿より
急いでいたりすると、つい慌てて操作をしてしまいますが、たった一度の禁止時間帯のカレンダー操作だけで破損してしまうこともありますので、操作には十分注意していきましょう!
余談ですが、ロレックスにおいては新型ムーブメント「Cal.3235」が搭載されたモデルはカレンダー禁止時間帯のないモデルです。クロナジー・エスケープメントと言われる脱進機を搭載しています。
3200番台の新型ムーブメントは日付変更時間に禁止がないことから扱いやすく、今後も同様のモデルが増えていくと考えられています。
実用時計を追求するロレックスのこだわりはこれからも様々な革新を続けていくでしょうね。
punpee_watchさんの#腕時計魂での投稿より
次回も楽しいロレックス情報をお伝えしたいと思います。
男の格の上がる時計の選び方をお楽しみに!
Text:FORZA STYLE